大会期間中の府中の森芸術劇場周辺は、楽器運搬トラックの行き交う音や、出番を直前に控えた生徒たちの引き締まった表情で独特の緊張感に包まれます。長年、公式記録DVD・ブルーレイの販売を手掛ける株式会社ユアーズレコードプロダクションをはじめとする専門業者のブースも並び、保護者や卒業生が記念の記録映像を買い求める姿は夏の風物詩です。
一方で、近年のコンクール運営において大きな変化を見せているのが「チケット販売と入場規制」です。公式発表の通り、客席内での録音・録画・写真撮影は一切禁止されており、関係者や保護者であっても厳格なマナー遵守が求められます。
「当日券を求めて早朝から並んだが、全席指定の電子前売りチケットで完売しており入場できなかった」という声がSNS上でも散見されました。現在のチケット販売は、トラブル防止と混雑緩和を目的としてオンラインによる事前予約システムが主流となっており、当日ふらりと会場を訪れて鑑賞することは極めて難しくなっています。
X(旧Twitter)や吹奏楽コミュニティの口コミでは、「今年の中学生のサウンドは、大人顔負けの繊細なピアニッシモを持っている」「波乱と言われた代表選考だが、ホールで聴いた者としては納得の音圧と一体感だった」といった賞賛の声が多く投稿されています。リアルタイム速報サービスを通じて即座に結果を共有し合う熱心なファンの存在も、東京のコンクール文化の熱気を示しています。