ペギーは、キメラアントの軍団において師団長の地位に就いていた蟻です。ペンギンのような頭部と丸みを帯びた体躯、よだれかけのような装飾、そして頭上に載せた帽子と丸メガネがトレードマークでした。他の師団長(ザザン、レオル、メレオロンなど)が個別の討伐部隊を率いて人間狩りを行っていたのに対し、ペギーは巣の内部で兵站・内政・調査研究を統括する頭脳労働に特化していました。
特筆すべきは、同僚であるタートル(亀型キメラアント)らと共に、NGL国内の地下施設や図書館から大量の人間界の書物を持ち込み、辞書、医学書、科学技術書を解読していた点です。キメラアントが急速に言語体系を高度化させ、人類の軍事力や生態系を理解できた背景には、ペギーによる貪欲な知識収集がありました。
なお、作中で直接的な戦闘用の念能力を発動する場面はありませんでした。しかし、念能力の概念や「オーラ」の存在をいち早く体系的に理解・警戒しようとしていた描写からも、軍団随一の分析官であったことは間違いありません。アニメ版(2011年マッドハウス版)における声優は名バイプレイヤーの楠見尚己氏が担当し、理知的で落ち着いた老紳士のような声音が見事に表現されていました。