本作の舞台モデルとなった兵庫県西宮市周辺は、アニメツーリズム(聖地巡礼)の原点にして最高峰のひとつとして、今なお多くのファンが足を運ぶ特別な地となっています。
物語の重要拠点である「光陽園駅(阪急甲陽線・甲陽園駅)」や、キョンが通う「県立北高校(兵庫県立西宮北高校)」へ続く急勾配の坂道、SOS団の集合場所であった「珈琲屋ドリーム」など、現地の風景は映画のスクリーンに描かれたリアルな街並みそのものです。特に12月18日を迎えると、国内外から多くのファンが西宮を訪れ、作中の時間軸と現実の時間を重ね合わせる光景が恒例となっています。
SNS上でも毎年12月18日になると「ハルヒの消失」「12月18日」「長門有希」がトレンド上位を席巻します。10年以上前の作品でありながらコミュニティの熱量が衰えない背景には、単なるキャラクター人気にとどまらず、誰もが通過する「青春の選択」という普遍的なテーマが深く胸に刻まれているからに他なりません。