広大な敷地と四季折々の花々で圧倒的な集客力を誇る「国営昭和記念公園」のようなメガパークは、確かに非日常の祝祭感に満ちている。だが、一般社団法人日本公園緑地協会がまとめた最新の利用動向を紐解くと、人々の志向は「遠くのメガパークへの一大遠征」から「身近な高機能パークへの頻繁なショートトリップ」へと明確にシフトしている。
平日の仕事終わりに立ち寄る夕暮れの散策路、休日の朝にふらりと訪れる青空ヨガ。大げさなキャンプ道具をトランクに詰め込まなくても、レジャーシート1枚と本一冊で成立する日常密着型のアウトドア体験が支持を集めている。メガパークのダイナミズムと、生活圏にある小規模パークの手軽さ。この二つを用途に応じて使い分けるリテラシーこそが、都市生活の豊かさを左右する。