病をオープンにし、多くの人々に勇気を与えた例は国内外に存在する。漫画家でありタレントの蛭子能収は、テレビ番組の企画をきっかけにレビー小体型認知症およびアルツハイマー型認知症の診断を受けたことを公表した。自分の状態を包み隠さず語り、自然体でメディアに出続ける姿は、病気に対する暗いイメージを大きく塗り替えた。
一方、ハリウッドでは『ダイ・ハード』シリーズで知られるブルース・ウィリスが前頭側頭型認知症であることを家族が発表し、世界中に衝撃を与えた。第一線を退く苦渋の選択だったが、家族が一体となって現状を発信する姿は大きな共感を呼んでいる。日米の芸能ニュースが彼らの戦いを温かく報じたことで、社会全体の理解は確実に深まった。