「玄関ドアを開けた状態だと鍵はスルスル回るのに、ドアを閉めると急に引っかかる・固くなる」という場合、シリンダー自体は正常であり、原因は100%ドア建具側にあります。
この場合のデッドボルト引っかかり解消は、ドライバー1本でできるストライク受け座の調整方法と玄関ドア建て付け調整で解決可能です。
1. 接触位置の確認
ドアを開けた状態でデッドボルト(かんぬき)の側面に口紅や鉛筆の粉を塗り、ドアを閉めて鍵を回します。ストライクの金属枠のどの部分(上・下・奥)に色が移ったかを確認することで、干渉箇所が一目で特定できます。
2. ストライク(受け座)のネジ位置調整
ドア枠側にあるストライクの固定ネジ(上下2箇所)をプラスドライバーで少しだけ緩めます(完全に外さないよう注意)。ストライクのプレートは前後・左右に数ミリ動かせる遊びが設けられているため、デッドボルトが擦れていた方向と逆側にプレートを押し込みながらネジを締め直します。
3. 丁番(ヒンジ)の緩み締め付け
ドア上部の丁番ネジが緩んでいると、ドア全体が前傾してストライクとデッドボルトが上下で噛み合わなくなります。ドアを少し持ち上げながら、丁番の固定ネジをしっかり増し締めすることで建て付けが劇的に改善します。