「せっかく行ったのにリスが寄ってきてくれなかった」という失敗を防ぐ鍵は、小動物の採食行動リズムを把握することにあります。リスは昼行性ですが、最も食欲が旺盛なのは朝の目覚め直後です。
開園直後の午前9時台から10時半頃までは、前夜からお腹を空かせたリスたちが来園者の持つエサを目がけて一斉に駆け寄ってきます。手のひらにエサを乗せて静かに差し出すだけで、腕を駆け上がり肩や手元にちょこんと乗る愛らしい姿を間近で観察できます。
一方で、多くの観光客がエサを与え終えた午後(特に13時以降)になると、お腹を満たしたリスたちは巣箱や木の隙間に潜り込み、毛づくろいや昼寝を始めてしまいます。ふれあいの満足度を最大化したいのであれば、高山観光の旅程において「午前中のファーストスポット」としてリスの森を組み込むのが決定的な攻略法です。
園内には愛嬌たっぷりのシマリス(チョウセンシマリス等)のほか、大型でふさふさの耳毛が特徴的なエゾリスなども飼育されています。シマリスは人懐っこく手のひらに乗ってきますが、エゾリスはやや警戒心が強いため、種類ごとの距離感を見極めながら静かに観察する姿勢が求められます。