発熱は何度から?医学的定義と37.5度・38度の受診基準を解説

発熱は何度から?医学的定義と37.5度・38度の受診基準を解説

発熱は何度から?医学的定義と37.5度・38度の受診基準を解説について専門的な視点から解説いたします。最新の情報をご確認ください。

日常会話で何気なく使われる「熱がある」という言葉ですが、日本の法制上および日本感染症学会などの医学的ガイドラインでは、明確な基準が存在します。国が定める感染症法(感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律)第12条第1項の届出基準において、体温の定義は次のように明記されています。

・発熱:37.5度以上
・高熱:38.0度以上

法律上は「37.5度」に達した時点で公式に発熱とみなされます。一方、平熱よりやや高いものの37.5度に満たない37.0度から37.4度までの範囲が、臨床現場で一般的に「微熱」と呼ばれるゾーンです。

ただし、ここで注意しなければならないのは「平熱の個人差」です。日本人の平均体温(腋窩温)は約36.89度(±0.34度)とされていますが、平熱が35度台後半の低体温傾向の人もいれば、37度前後が平常運転の人もいます。臨床医学において、平熱が高い人の発熱基準は「自身の平熱より1.0度以上高い状態」を実質的な異常値のサインとして評価します。数値単体に縛られるのではなく、個人のベースラインからの乖離を把握することが診断の第一歩となります。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。