PL学園といえば、昭和から平成にかけての「甲子園の絶対王者」という強烈なイメージが今なお根強く残る。しかし、現在の学校現場に一歩足を踏み入れると、そこには静寂と落ち着いた学習環境が広がっている。スポーツ推薦を中心に全国から優秀な球児が集まっていた時代、体育コースなどの存在が学校全体の熱気を牽引していた。
現在提供されているコースは、国公立大学や難関私立大学を目指すコースなどが中心だ。模試データや大手塾の最新指標によれば、現在の偏差値はコース別に45から55前後の範囲で推移している。かつてのように「スポーツに秀でた生徒」と「学力上位層」が混在していた構造から、落ち着いた環境で個別の進路実現を目指す堅実な進学校へと脱皮を図っている最中だ。