山の日制定10周年となる今年の現場で目立ったのは、最先端テクノロジーと自然の融合だ。スマートフォンや軽量ARグラスを装着して山道を歩くと、周囲の高山植物や野鳥の名称、さらにはその土地の地質学的歴史が画面上にリアルタイムで表示されるサービスが好評を博している。
子どもと一緒に参加していた30代の父親は、「昔のように分厚い図鑑を持ち歩く必要がなく、目の前の植物が瞬時に判別できるので子供の集中力が切れない。安全なルート案内も兼ねているので安心して歩ける」と笑顔を見せる。テクノロジーは単に便利なだけでなく、自然への深い理解と安全性の向上を同時に手にもたらしている。