「軟骨用ピアッサー」が市販されていますが、痛みを極限まで減らしたいのであればピアッサーの使用は避けるべきです。ニードルとピアッサーでは、軟骨組織に対する物理的ダメージの質が根本的に異なります。
ピアッサーは、先端がやや尖った太いスタッドピアスをバネの力で無理やり押し込む仕組みです。軟骨を「刃物で切る」のではなく「鈍器のような圧力で押し潰して破砕する」ため、強い組織挫滅を引き起こします。これが施術時の激痛と、その後に数週間続く激しい腫れやズキズキとした痛みの元凶です。
一方で医療用ニードルは刃物そのものであり、軟骨組織を鋭利にスライスしながらホールを形成します。細胞の挫滅面積が最小限で済むため、貫通時の痛みが格段に少ないだけでなく、施術後の治癒速度や腫れの引きやすさにおいても圧倒的な優位性を誇ります。特にトラガスの痛くない開け方を目指す場合、狭い軟骨部を綺麗に貫通できるニードル施術が必須条件となります。