スペックというキャラクター造形には、驚くべき裏設定と実在のモデルが存在する。身長220センチを超える巨大な体躯と、凶悪犯罪者としての残虐性。そのモデルの一人とされるのが、旧ソビエト連邦に実在した連鎖殺人鬼アンドレイ・チカチーロや、規格外の体躯を持つ実在の怪力格闘家たちのイメージを複合的に融合させた要素だ。
さらに、彼が潜水艦の鋼鉄ハッチを自力で破り脱獄したエピソードや、自由の女神像を内部から破砕した事件など、スケール感が常軌を逸している。単なる格闘家ではなく「世界規模の災害」として描かれた裏設定が、彼のキャラクター価値を不朽のものにしている。