2015年にTBSテレビ系で放送された火曜ドラマ『マザー・ゲーム〜彼女たちの階級〜』の主題歌として書き下ろされた経緯は、この曲の輪郭を決定づける重要な要素となった。名門幼稚園を舞台に、格差や見栄、嫉妬が渦巻く人間模様を描いた同ドラマにおいて、エンディングに鳴り響くこのナンバーは強烈なカタルシスをもたらした。
虚飾に満ちた社会のなかで、本音を殺して生きざるを得ない女性たちの葛藤。ドラマが描くシビアな現実に対し、越智志帆のボーカルは妥協なきエールを突き刺した。タイアップという枠組みを超え、ドラマのテーマ性と歌詞の世界観が見事に共鳴したことで、社会現象的な支持を獲得するに至ったのである。