日本語吹き替え版におけるマイクの声優といえば爆笑問題の田中裕二の熱演が広く知られています。甲高いトーンとマシンガンのようなツッコミ、どこか憎めない愛嬌を完璧に表現し、原語版を担当した名優ビリー・クリスタルに勝るとも劣らないハマり役として絶大な評価を得てきました。
しかし、ネット検索を中心に「声優交代の真相」という不穏なワードが度々浮上します。結論から申し上げますと、映画本編および正統な続編シリーズにおいて田中裕二が降板した事実は一切ありません。この誤解が広まった背景には、主に2つの明確な理由が存在します。
1つ目は、スピンオフやゲーム作品におけるキャスティングの違いです。『キングダム ハーツ』シリーズや一部の知育系ゲーム、短編プロモーション映像などでは、スケジュール調整や契約形態の都合により、声優の三ツ矢雄二や高木渉などが代役を務めたケースがありました。これに触れたユーザーが「田中裕二が降板したのではないか」とSNS等で疑問の声を上げたことが、噂の拡散源です。
2つ目は、2021年に田中裕二が脳梗塞およびくも膜下出血で一時療養に入った際、続編制作への影響を心配したファンの声が検索アルゴリズムに反映されたことによるものです。復帰後、ディズニープラスで配信された正統派スピンオフドラマ『モンスターズ・ワーク』でも田中裕二は見事にマイク役として続投しており、相棒サリー役の石塚英彦との黄金タッグは現在も揺るぎない形で維持されています。