インターネット検索やSNS上で定期的に浮上するのが、「桝アナはバンキシャを降板したのか」「研究に専念してテレビから消えたのではないか」という疑問です。しかし、これは完全な事実誤認です。
誤解が生じた主な要因は2点あります。第1に、「日テレ退社=番組全降板」という過去の典型的なフリー転身パターンからの先入観です。第2に、平日帯番組だった『ZIP!』時代に比べ、月曜から金曜の朝に画面で見かけなくなったことで「露出が激減した」と錯覚した視聴者が少なくない点です。
実態として、桝アナは退社発表時に「バンキシャのキャスターは退社後も継続する」と明言しており、2026年現在も日曜夕方の顔として毎週生放送に出演しています。日本テレビ側にとっても、他局へ移籍して競合番組に出演されるリスクを避けつつ、大学助教という学術的バックボーンを得た桝アナを継続起用することは番組の権威性向上に直結しており、双方にとって理想的な業務委託関係が成立しています。
さらに見逃せないのが、人気バラエティ番組『ザ!鉄腕!DASH!!』の名物企画「DASH海岸」への出演継続です。ヘドロの堆積した東京湾を再生させる同企画において、東京大学大学院時代に培った海洋生物学の知見と、生息する底生生物(ベントス)を瞬時に見分ける専門知識は制作現場で重宝されています。城島茂氏らTOKIOメンバーや海洋学者たちと対等に議論を交わす姿は、タレントアナウンサーの枠組みを脱した「本物のサイエンスコミュニケーター」としての地位を揺るぎないものにしています。