日本国内における世代論を読み解く際、米国の区分である「ミレニアル世代」「Z世代」に加え、日本独自で名付けられた「さとり世代」との関係性に混乱が生じがちです。それぞれの決定的な差異を整理します。
ミレニアル世代が「アナログからデジタルへの激変期」を体験し、理想を追い求める傾向があったのに対し、Z世代は幼少期にリーマンショックや東日本大震災を目の当たりにした影響から、極めてリアリスティック(現実主義的)な視点を備えています。
また、日本で2010年代初頭に名付けられた「さとり世代」(主に1980年代後半〜1990年代半ば生まれ)は、欲を持たず身の丈に合った平穏を望む消極的な堅実さが目立ちました。対照的にZ世代は、無駄を削ぎ落とす一方で「自分の好きな世界観(推しや趣味)」には熱狂的に投資するメリハリ型の自己表現消費を行う点が際立った違いです。