メンデルスゾーン春の歌の弾き方完全解説|アルペジオが濁る原因と指使い

メンデルスゾーン春の歌の弾き方完全解説|アルペジオが濁る原因と指使い

今注目を集めている メンデルスゾーン春の歌の弾き方完全解説|アルペジオが濁る原因と指使いについて、主要な情報を分かりやすく掲載しています。

メンデルスゾーンの『春の歌』は、正式には無言歌集作品62の第6曲(Op.62-6、無言歌集第5巻第6曲)にあたります。日本のピアノ教育界で広く参照されている全音ピアノピース難易度では、最上位クラスに近い「F(上級)」に分類されており、ブルグミュラーを終えたばかりの学習者が気軽に手を出すと、予想以上の難渋さに挫折しかねない骨太な楽曲です。

なぜ単一の美しい旋律を持つこの曲が上級に位置づけられているのか。その理由は、音符の数そのものではなく、右手の中に「主旋律」と「ハープを模した分散和音(アルペジオ伴奏)」という2つの全く異なる役割が同居している点にあります。ポリフォニー(多声部音楽)のように各声部の音量をミリグラム単位で制御しなければ、曲の骨格がたちまち崩れてしまう構造的な難しさがあるのです。

現在市販されているメンデルスゾーンピアノ楽譜にはさまざまなエディションが存在しますが、学習段階や目的に応じた選択が演奏の成否を大きく左右します。

楽譜版・エディション表記上の特徴・指使い難易度・到達目安編集部の見解・推奨度ヘンレ原典版(Urtext)メンデルスゾーンの自筆譜と初版に忠実。装飾音の記譜が本来の意図を示すツェルニー40番終了程度以上純粋な構造把握に最適。自発的なペダリングができる上級者向け全音ピアノピース(No.016)教育的な運指やペダル記号が明記され、国内標準の解釈が確認しやすい難易度F(上級指定)学習用として最も扱いやすいが、ペダル指示を鵜呑みにすると濁るリスクありウィーン原典版詳細な校訂報告と当時の演奏習慣に関する解説が充実音楽大学・指導者レベルテンポの揺らぎやアゴーギクを本格的に研究したい学習者に強く推奨
渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。