彼女のスタイルの真骨頂は、伝統的な「和」の美しさと、先鋭的な「洋」のシルエットを完全に両立させている点にあります。映画『小さいおうち』や数々の時代劇で見せた着物姿では、撫で肩に見せる美しい着付けとしなやかな首筋のラインが絶賛され、「昭和の文豪が愛した日本美の象徴」とまで評されました。
一方で、ベルリン国際映画祭をはじめとする国内外の華やかな舞台では、スリットの入ったロングドレスやタイトなイブニングドレスで登場。引き締まった足首とスッと伸びた美脚、計算されたデコルテの美しさを大胆に披露し、国内外のカメラマンを唸らせました。着物の「面」で見せる奥ゆかしさと、ドレスの「線」で見せる均整の取れたプロポーション。この二刀流の着こなしこそが、見る者を惹きつけてやまない理由です。