「1週間経っても熱が下がらない」「咳が止まらず夜も眠れない」という場合、単なる風邪の経過ではなく、いくつかの明確な悪化要因が潜んでいます。
最も多いのが、ウイルスによって傷ついた気道粘膜に細菌が侵入する「二次感染」です。肺炎球菌やインフルエンザ菌などが感染すると、副鼻腔炎や急性気管支炎、最悪の場合は肺炎へと進行します。発熱が4日以上続く、あるいは一度下がった熱が再び急上昇する現象は、二次感染の典型的な兆候です。
また、日常生活における「休息不足」も治癒を著しく遅らせます。少し熱が下がったからと無理に出勤や運動を再開すると、活動を再開したウイルスや残存した炎症により、風邪をぶり返すリスクが跳ね上がります。さらに、アレルギー性鼻炎や咳喘息の素因を持つ人は、風邪を引き金に気道の過敏状態が数週間にわたって固定化してしまうケースも多発しています。