塊肉(ブロック)はボリューム満点で食卓の主役になりますが、中心まで火を通そうとすると外側がカチカチになりがちです。しかし、適切な調理器具と温度管理を行えば、極上のごちそうへと生まれ変わります。
まず試したいのが、火を使わずに作れる豚ももかたまり肉のレンジチャーシューです。フォークで肉全体に数十箇所穴を開けて味を染み込みやすくし、耐熱ボウルに醤油・みりん・砂糖・おろしにんにくを合わせた調味液とともに入れます。ふんわりラップをかけて600Wで約4〜5分加熱し、裏返してさらに3分加熱。加熱後はすぐに切らず、ラップをかけたまま庫内や室温で15分ほど余熱調理を行うことで、中心までしっとりと均一に熱が通ります。
さらに、とろけるような食感を目指すなら圧力鍋を使った豚もも肉の角煮風煮込みが最適です。本来、角煮は脂身の多い豚バラ肉で作られますが、豚もも肉を使うことで脂っこさを抑えたヘルシーな仕立てになります。圧力鍋で長ネギの青い部分や生姜とともに加圧調理(約20分)したあと、自然減圧して煮汁を煮詰めることで、赤身肉特有のしっかりした旨味を閉じ込めたまま、ホロホロと崩れる柔らかさを実現できます。