雑賀崎漁港を訪れるドライバーが最初に把握すべきは、現地の駐車場がコインパーキングのような無人自動精算機ゲート式ではなく、漁港管理組合や地域組織が維持管理を担う一時使用駐車場として運用されている点です。料金の名目は単なる場所代にとどまらず、釣り場や港湾環境の美化を担保する「清掃協力金」としての性格を強く帯びています。
現地を管理する雑賀崎シーパークや関係団体の案内によると、普通車の駐車料金は原則として1回500円(2021年改定以降の基本設定)ですが、海水浴客やレジャー需要が極大化する7月・8月の夏季期間は普通車620円に改定されます。大型バスなどの大型車両は事前予約と別料金体系が適用されるため、観光ツアーなどの場合は事前の確認が欠かせません。
利用時間に関しては、港自体が24時間開放されている構造上、夜釣りや早朝のアングラー向けに車両の出入り自体は基本的に可能です。ただし、係員が常駐するブースの窓口業務は概ね午前8時前後から夕方16時〜17時頃に限られます。係員不在の未明に入場した場合は、朝方に係員が車列を巡回して集金を行うか、ダッシュボード上に支払済み証明証を提示する方式が採られています。未払いのまま立ち去る行為は、地元関係者との信頼関係を毀損する重大な違反行為にあたるため厳に慎まなければなりません。
また、利便性の要となるトイレ設備は、漁港中央の管理棟付近および雑賀崎シーパーク正面付近に公衆トイレが整備されています。水洗式で定期的な清掃が行き届いており、女性やファミリー層でも安心して利用できる環境が維持されています。港内には車を横付けして竿を出せる護岸エリアも一部存在しますが、船の係留ロープや荷揚げ作業を妨げないスペース管理が絶対条件です。