多くのファンが涙したシーザーの結末は、シリーズ完結編『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』(2017年)で訪れます。冷酷な人間軍の司令官「大佐」によって妻コーネリアと長男ブルーアイズを殺害されたシーザーは、激しい復讐心と指導者としての責任の間で激しく葛藤します。
強制収容所に囚われた仲間たちを救出する大脱走劇の中、シーザーはボーガンを持った人間の兵士・プリーチャーから矢で脇腹を射抜かれ、致命的な重傷を負ってしまいます。雪崩によって人間の軍基地が崩壊した後、シーザーは激痛と失血に耐えながら、自身の重傷を隠して仲間たちを先導し、緑豊かで安全な「約束の地(オアシス)」へと導きました。
仲間たちが新天地の美しさに歓喜する姿を見届けたシーザーは、巨木の根元に静かに座り込みます。異変に気づいた側近のオランウータン・モーリスに対し、言葉少なに別れを告げると、モーリスは「お前の息子(コーネリアス)には、父親がどんな猿だったかを必ず伝える」と約束。その言葉を聞き届けたシーザーは、安らかな笑みを浮かべて目を閉じ、指導者としての波乱に満ちた生涯に幕を下ろしました。直接の死因は戦闘時に負った弓矢による致命傷と過度の出血でした。