ぎょう虫の主な感染経路は、虫卵が口から入る「経口感染」です。感染者がお尻を掻いた指先に卵が付着し、その手で触れたドアノブ、おもちゃ、タオル、寝具などを介して他者の手に渡り、最終的に食事などを通じて体内へと侵入します。また、乾燥したシーツをバサバサと払った際に舞い上がった虫卵を吸い込んで飲み込んでしまう「吸入感染」も起こり得ます。
ぎょう虫の感染が確認された際、二次感染と再感染のループを断ち切るために不可欠な対策は以下の通りです。
- 家族全員で駆虫薬を服用する:処方薬(パモ酸ピランテルなど)を家族全員が同時に服用します。卵には薬が効かないため、成虫を駆除した後に孵化した幼虫を叩く目的で、初回服用から約2週間後にもう一度服用するのが鉄則です。
- 爪を短く切り、手洗いを徹底する:爪の間に卵が入り込むのを防ぐため、爪ブラシなどを使って指先を丁寧に洗浄します。
- 下着や寝具の熱処理・洗濯:虫卵は熱に弱いため、熱湯消毒やコインランドリーの高温乾燥機を活用し、シーツを交換する際は静かに丸めて卵の飛散を防ぎます。
- 室内のこまめな掃除機がけ:床に落ちた卵を除去するため、水拭きや掃除機を念入りに行います。