唐辛子栽培の成否の8割は、植え付け時の苗の品質と土壌環境で決まります。ホームセンターや園芸店で苗を購入する際は、以下のチェックポイントを厳守してください。
良質な苗の条件は、「本葉が7〜8枚以上あり、茎が太く節間がキュッと詰まっていること」です。全体が黄色っぽくひょろひょろと伸びた「徒長苗」や、葉の裏にアブラムシやハダニが付着している苗は絶対に避けてください。さらに、「一番花(最初の花の蕾)が見え始めている苗」を選ぶと、植え付け後の活着がスムーズになり、栄養成長から生殖成長への切り替えが円滑に進みます。
植え付けの適期は、遅霜の心配が完全になくなり、外気温が安定する5月上旬から5月下旬です。地域別の目安として、関東以西の温暖地ではゴールデンウィーク前後、東北・冷涼地では5月中旬〜6月上旬がベストタイミングとなります。
プランター栽培を行う場合は、深さ30cm以上・容量15L以上(8号〜10号鉢相当)の大型容器を用意します。唐辛子は根を横だけでなく縦にも深く張るため、浅いプランターでは根詰まりを起こして夏の乾燥に耐えられません。用土は市販の「野菜用培養土」に、水はけを強化するための赤玉土(小粒)を2割程度混ぜ込むのがプロ推奨のブレンドです。