子供が何度もトイレに行く際、膀胱炎と並んで鑑別が重要なのが「心因性頻尿(ストレス性頻尿)」です。幼稚園や小学校への入園・進学、弟妹の誕生、発表会前のプレッシャーなど、環境の変化や心理的ストレスが引き金となって発症します。
両者の違いを見極めるポイントは以下の表の通りです。
- 膀胱炎:排尿痛がある/尿の混濁や血尿がある/夜間寝ている間も起きてトイレに行く/発熱を伴うことがある
- 心因性頻尿:排尿痛は一切ない/尿は透明で濁りがない/何かに夢中になっている時や睡眠中はトイレに行かない/発熱はない
心因性頻尿の場合は細菌感染ではないため、抗菌薬は不要であり、過度な声かけを控えてリラックスできる環境を整えることが改善の近道となります。ただし、見た目だけで自己判断せず、まずは尿検査で細菌や白血球の有無を確認することが先決です。