手がかり再生において提示される絵は、完全にランダムに選ばれているわけではありません。警察庁の公式公表資料によると、事前に決められた認知機能検査 イラスト一覧 4パターン(パターンA、パターンB、パターンC、パターンD)の中から、受検日や会場ごとにいずれか1パターン(計16枚)が出題される仕組みになっています。
重要なのは、どのパターンであっても互いに重複しない16種類の決まったカテゴリ(分類)から1つずつイラストが選出されている点です。例えば、大工道具、乗り物、家電製品、動物、野菜、文房具、楽器といった枠組みが固定されています。
例として、最も頻出頻度が高いとされる認知機能検査 イラスト パターンAの内訳を見てみましょう。
- ボード1:大砲(武器)、オルガン(楽器)、耳(体の一部)、ラジオ(電気製品)
- ボード2:てんとう虫(昆虫)、ライオン(動物)、包丁(台所用品)、トマト(野菜)
- ボード3:ズボン(衣類)、机(家具)、ペンチ(大工道具)、飛行機(乗り物)
- ボード4:ペン(文房具)、チューリップ(花)、メロン(果物)、カラス(鳥)
検査用紙には、4枚のイラストが描かれたボードが4枚、合計16枚が順番に提示されます。提示された直後には、記憶を一度リセットさせる目的で「数字の打ち消し作業(介入課題)」が課されます。その後、「ヒントなしで思い出す自由回答(正解で各2点)」と、「大工道具は何でしたか?といったカテゴリのヒント付きで思い出す手がかり回答(自由回答で不正解かつヒントで正解なら各1点)」の2段階で解答します。つまり、16種類のカテゴリ自体を頭に入れておくだけで、手がかり回答の取りこぼしを完全に防ぐことができる構造なのです。