ちぢみほうれん草の茹で方極意!甘みを引き出す下処理と茹で時間の正解

ちぢみほうれん草の茹で方極意!甘みを引き出す下処理と茹で時間の正解

ちぢみほうれん草の茹で方極意!甘みを引き出す下処理と茹で時間の正解にまつわる最新トピックを分かりやすく発信ます。

食材としてのポテンシャルを正しく引き出すために、一般的なほうれん草との違いを数値と構造から客観的に把握しておきましょう。

項目ちぢみほうれん草普通のほうれん草(通年)編集部の見解・評価平均糖度約8〜12度(冬期ピーク時)約4〜6度寒締め効果で倍近い糖度差。味付けは薄めが最適葉の形状・質感強いシワ・肉厚で扁平平滑・薄手で上向きに直立ちぢみは熱伝導が早く、加熱後のヘタリが起きやすい理想の茹で時間根元20秒+葉10〜15秒根元30秒+葉30秒(計60秒)普通の感覚より「約半分」の加熱で引き上げるのが鉄則シュウ酸(アク)普通と同等〜やや少なめ中程度(要アク抜き)えぐみは糖度で相殺されるが、生食は避け短時間湯通しを出回り時期・価格帯11月下旬〜2月下旬(1束198〜298円)通年(1束128〜198円)冬期限定のプレミアム野菜。素材を活かす調理が必須

表のデータからも明らかなように、決定打となるのはちぢみほうれん草の茹で時間の短さです。深鍋にたっぷりのお湯(2リットル以上)を沸騰させ、湯量の1%の塩(小さじ2〜大さじ1程度)を加えます。塩を入れることで沸点がわずかに上がり、葉緑素(クロロフィル)の発色を鮮やかに保つ効果が得られます。

沸騰したら、まずは根元部分だけを湯に沈めて約20秒。太い株元の繊維に熱を通します。続いて全体を倒し入れ、葉全体が湯に浸かった状態で10〜15秒だけ泳がせます。トータルの加熱時間はわずか30〜35秒程度。葉の色が鮮やかなエメラルドグリーンに変わった瞬間に、迷わずザルへ引き上げてください。

引き上げた直後に冷水(氷水が理想)へと落とし、急速に冷まします。これを怠ると余熱で火が通り過ぎ、食感が損なわれてしまいます。ただし、水の中に浸けたまま放置すると今度は浸透圧で旨味と甘みが抜けてしまうため、粗熱が取れたら数十秒ですぐに取り出し、両手で根元から葉先に向かって優しく水気を絞りましょう。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。