校務分掌とは?種類一覧と決め方の闇|不公平が生まれる構造と2026年最新改革

校務分掌とは?種類一覧と決め方の闇|不公平が生まれる構造と2026年最新改革

校務分掌とは?種類一覧と決め方の闇|不公平が生まれる構造と2026年最新改革の基礎知識と応用に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。

Q1:初任者や若手教員が押し付けられやすい重い分掌はありますか?
A1:代表的なものとして「ICT・情報担当」と「学校行事(体育祭・文化祭)の実行担当」が挙げられます。ベテラン教員がデジタルツールや体力を要する設営業務を敬遠するため、若手に丸投げされるケースが目立ちます。また、規模の小さい学校では初任者でありながら教科主任を任されることもあります。一人で抱え込まず、指導教官や主任教諭に早急にサポートを要請することが重要です。

Q2:校務分掌の希望調査票で「絶対にやりたくない」と書いても大丈夫ですか?
A2:感情的な拒絶をそのまま書くことは得策ではありません。管理職に「協調性がない」と判断され、かえって希望が通りにくくなるリスクがあります。「家庭の事情(介護や育児)」や「自身の健康管理」、「現在の学級担任・教科指導とのバランス」といった客観的な理由を添え、「〇〇の分掌であればこれまでの経験を活かして十分に貢献できる」というポジティブな代替案を提示する書き方が最も効果的です。

Q3:非常勤講師や再任用教員にも校務分掌は割り振られますか?
A3:雇用形態によって異なります。コマ数契約である「非常勤講師」には原則として校務分掌は割り振られません。一方で、フルタイム勤務の「再任用教員(定年退職後の再雇用)」には正規教員と同様に校務分掌が割り振られます。ただし、フルタイムであっても主任などの重責は外され、副主任や補助的な分掌に配置されるのが一般的な運用です。短時間勤務の再任用教員の場合は、勤務時間に応じた限定的な分担にとどまります。

Q4:校務分掌の負担を理由に異動希望を出すことは可能ですか?
A4:異動希望調査票に理由として記載することは可能です。ただし、「業務が嫌だから」と書くのではなく、「次年度以降のキャリア形成」や「現任校での役割を一巡し、新たな校風・学校規模のもとで指導力を発揮したい」といった前向きな文脈に昇華させて記載するのが鉄則です。特定の管理職による理不尽な業務押し付けが原因である場合は、教育委員会の相談窓口や教職員組合を介して異動の配慮を求めるルートも存在します。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。