ポメプーを迎えたことを後悔する飼い主の証言を検証すると、容姿の変化だけでなく、日常のケア負担に対する認識不足が浮き彫りになります。
都内在住の30代飼い主は、当時の葛藤を次のように明かします。「SNSで拡散されているポメプーの成犬写真を見て、大人になっても丸っこいぬいぐるみのままだと信じ切っていました。しかし生後7ヶ月を過ぎた頃、マズルが伸びて手足もスラッと長くなり、まるで別の犬種に。さらに毛並みはポメラニアンのように抜け落ちるのに、プードルのように毛玉ができやすく、毎日のブラッシングが苦痛になってしまいました。一時は『こんなはずじゃなかった』と自分を責めました」
トリマー歴15年のサロン店長は、こうした現場のギャップをこう指摘します。「ミックス犬はF1(一代交配)である以上、両親のどちらの特徴が色濃く出るかは遺伝のサイコロ次第です。『プードル寄りだから抜け毛がない』『ポメラニアン寄りだから丸顔のまま』と一方の都合の良い特徴だけを期待して購入すると、現実とのギャップに苦しむことになります。特にポメプーの抜け毛対策は必須で、日々のスリッカーブラシとコームによるブラッシングを怠ると、根元からフェルト状に毛玉が固まり、丸刈りにせざるを得なくなります」