3月の花決定版!春を告げる人気種と卒業・送別で失敗しない選び方

3月の花決定版!春を告げる人気種と卒業・送別で失敗しない選び方

3月の花決定版!春を告げる人気種と卒業・送別で失敗しない選び方の最新情報をお届けします。最新トレンドが満載です。

生花店に寄せられる相談や、SNS・掲示板などで毎年3月に交わされる体験談を分析すると、贈る側の「自己満足」と受け取る側の「本音」の間に無視できない乖離が生じていることが分かります。

都内の大型生花チェーンで店長を務めるフローリストは、現場の実情を次のように明かします。

「3月中旬の歓送迎会シーズンは注文が殺到しますが、幹事様が『とにかく一番見栄えが良くて豪華なものを』と1万円以上の長尺ブーケを頼まれるケースがあります。しかし、受け取られた方が『自宅に花瓶がなくてバケツに入れた』『電車のドアに挟まれそうになって持ち帰るのが苦痛だった』とこぼされるケースは後を絶ちません。近年は、最初から専用ボックスに吸水性スポンジが入ったアレンジメントフラワーや、30cm前後のブーケを指定されるお客様が確実に増えています」

ネット上の口コミ検証でも、リアルな葛藤が見て取れます。

「送別会でバラとユリの立派な花束をいただいたが、香りが強烈すぎて同居している猫の健康が心配になり、玄関の外に置かざるを得なかった」(30代会社員)

「ホワイトデーに大ぶりな真っ赤なバラの花束をもらい、付き合っていない同僚だったため重すぎてリアクションに困った。気軽なミモザやスイートピーのミニブーケのほうが何倍も嬉しかった」(20代女性)

花束を贈る行為は本来、相手を想う気持ちの結晶です。しかし、花粉の飛びやすさ、ペットへの毒性(特にユリ科は猫にとって猛毒)、持ち帰る交通手段、住まいの花瓶事情まで想像力を巡らせないギフトは、時として受け取る側に精神的・物理的な負担を残してしまいます。

加藤 愛美
著者

加藤 愛美

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。