乳幼児が罹患しやすい三大呼吸器感染症として、インフルエンザ、RSウイルス、そしてヒトメタニューモウイルスが挙げられます。これらは初期症状こそ発熱や鼻水と酷似していますが、潜伏期間、発熱の持続日数、法的な位置づけにおいて明確な違いがあります。
小児科専門医の臨床知見によると、ヒトメタニューモウイルスはインフルエンザのように特効薬(抗ウイルス薬)がありません。自身の免疫でウイルスを排除しなければならないため、熱が下がるまでに平均して5日前後を要する傾向があります。また、解熱後であってもウイルスは1〜2週間にわたって鼻汁や唾液中に排出され続けるため、集団内での感染力そのものは長く維持されます。