市販の除湿剤を配置しているにもかかわらずカビが生えてしまう場合、その設置位置に誤りがある可能性が高いと言えます。湿気の物理特性を踏まえた配置理論を徹底することが防御の要です。
引き出し除湿剤正しい置き方の基本は、「衣類の上」ではなく「衣類の下(底面)」または「最下段の引き出しの奥」にセットすることです。空気より重い湿気は下部に堆積するため、上部にシート型除湿剤を載せるだけでは底に溜まる湿気を取り切れません。引き出し1段ごとに底面へ敷き込むか、衣類の隙間を縫って垂直に立てて設置するのが正解です。
さらに、タンスの下や押入れ収納において絶大な効果を発揮するのが押入れ換気すのこ活用法です。すのこを床面と壁面に噛ませることで5cm以上の空気層が確保され、空気が循環するチムニー(煙突)効果が生まれます。床からの冷気や壁からの湿気がタンスに直接伝わるのを遮断し、底冷えによる結露発生を物理的に阻止します。