金刀比羅宮を語る上で欠かせないのが、重厚な美術・文化財の数々である。表書院に飾られた円山応挙の「遊虎図」をはじめとする障壁画は、日本美術史上の至宝として知られる。
2026年、文化財の保護と公開の両立において新たな取り組みが実を結んでいる。超高精細デジタルアーカイブ技術の導入により、これまで限られた期間しか公開されてこなかった貴重な絵画や建築様式が、インタラクティブに鑑賞できる特別展示スペースが整備された。
「本物の持つ圧倒的な気迫を未来へ残すため、現代の最高技術を結集させています」。文化財保存に携わる関係者は語る。歴史的遺産を守りながら、現代の旅人にその真価を正確に伝える取り組みは、国内外のアートファンをも魅了し続けている。