宮崎県新富町に暖簾を掲げる「うなぎの入船」が、130年以上の長きにわたり多くの人々を虜にしてやまない最大の理由は、素材選びから焼き上げに至る一切の妥協なき職人魂にあります。使用するのは、南九州の清らかな地下水で丹精込めて育てられた良質な国産うなぎのみ。泥臭さが一切なく、脂の乗りと身の締まりが絶妙な個体だけを厳選して仕入れています。
焼きの工程では、熟練の職人が最高級の日向備長炭を用い、強火の遠火でじっくりと火を入れます。皮目はパリッと香ばしく、中は驚くほどふっくらとジューシーに仕立てる関西風の地焼きスタイル。創業以来継ぎ足されてきた秘伝のタレは、甘みとコクのバランスが極めて洗練されており、炭火の芳醇な薫香とうなぎ本来の旨味を極限まで引き立てます。一度口に運べば、遠方からわざわざ足を運ぶ理由が瞬時に腑に落ちるはずです。