朝霧カントリークラブのコースレイアウトを語る上で避けて通れないのが、「富士山からの芝目(通称:富士山目)」の存在です。富士山麓のゴルフ場共通の難敵ですが、朝霧カントリークラブのベントグリーンはその傾斜の錯覚が特に強く現れます。
プレーヤーの視覚には上り傾斜に見えても、背後に富士山がある場合は「富士山からの順目」が強く働き、想像を絶するスピードでボールが転がります。逆に下りに見えるラインが強烈な逆目となり、ショートを連発するケースが多発します。「目で見た傾斜」ではなく「富士山がどちらの方角にあるか」を常に把握することが、このコースの難易度を攻略する決定打となります。
さらに、標高約1,000メートルという高地環境もプレーに大きな影響を与えます。気圧が低く空気抵抗が少ないため、平地(海抜0メートル付近)と比較して飛距離が約5〜8%(番手にして約半番手〜1番手分)伸びる傾向があります。アイアンの距離感が平地と同じ感覚のままだと、グリーン奥の難しいバンカーやラフに捕まりやすくなるため、スタート前のレンジ練習でキャリーの伸びを把握しておく作業がスコアを左右します。