バンド脱退後、東映映画『暴力教室』(1976年)で松田優作さんの相手役として鮮烈な銀幕デビューを飾った舘さんですが、俳優人生の大きな転機となったのは石原プロモーション(石原軍団)への加入でした。
元々は単独で活動していた舘さんですが、ドラマ『浮浪雲』での共演をきっかけに渡哲也さんの男気と人間性に心から惚れ込みます。「この人についていきたい」という強い信念のもと、1980年代初頭に石原軍団の門を叩きました。創業者である石原裕次郎さんからもそのスター性を高く買われ、一躍看板俳優としての道を歩み始めます。
その名を全国区へと押し上げたのが、メガヒット刑事ドラマ『西部警察』シリーズです。舘さんが演じた鳩村英次(ポッポ)刑事は、スズキのGSX1100SカタナやGS650Gといった特注バイクを自在に操り、激しいガンアクションとバイクスタントをスタントなしで披露。男たちの憧れを一身に集め、アクション俳優としての地位を不動のものにしました。