セブン&アイ・ホールディングスの井阪隆一社長が主導する「イトーヨーカドー事業構造改革計画」は、従来の経営路線からの完全な決別を意味していた。計画では、自社による衣料品事業からの完全撤退や、地方店舗の統廃合、さらには首都圏への事業領域の集中が明確に打ち出された。
この改革計画は単なる人員削減や経費カットにとどまらない。事業の枠組みそのものを根本から解体・再構築する意図が込められている。経営のスピード感を高め、株主からの厳しい要求に応えるためには、かつての創業事業であっても容赦なく切り離すという強い危機感がそこには働いている。