鳩山元首相「トラストミー」発言の真相|普天間迷走と失脚の舞台裏

鳩山元首相「トラストミー」発言の真相|普天間迷走と失脚の舞台裏

鳩山元首相「トラストミー」発言の真相|普天間迷走と失脚の舞台裏にまつわる最新トピックを詳しく紐解きます。

詳細を見る

語り草となっている「トラスト・ミー」というフレーズの元ネタは、2009年11月13日にシンガポールで開催されたアジア太平洋経済協力会議(APEC)の場で行われた、鳩山由紀夫首相とバラク・オバマ大統領による日米首脳会談です。

同年9月に「政権交代」を果たしたばかりの鳩山首相は、対等な日米関係と東アジア共同体構想を掲げ、米国主導の外交方針からの転換をアピールしていました。その最大の焦点となっていたのが、長年懸案となっていた沖縄の米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設問題です。

会談中、オバマ大統領から普天間問題の早期決着を迫られた鳩山首相は、通訳を介さず自らの口で身を乗り出すようにして「Trust me(私を信じてほしい)」と言い放ちました。首相側としては「自分が責任を持って日米双方が納得できる着地点を見出すので、時間をくれ」という政治的ニュアンスを込めたつもりでしたが、この一言が日米外交史上最悪のボタンの掛け違いを生む引き金となったのです。

松本 悠斗
著者

松本 悠斗

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。