当時わずか18歳だった三浦春馬さんは、前年に映画『恋空』で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した直後であり、瑞々しい感性と卓越した演技力で風間廉という難役に生命を吹き込みました。
風間廉のトレードマークといえば、緩やかなウェーブがかかったミディアムヘアに大胆に入れられたシルバーブロンドのメッシュです。制服の着崩し方ひとつにも気品とワイルドさが同居しており、当時の若者たちの間でヘアスタイルを真似るファンが続出する社会現象となりました。
外見の華やかさ以上に人々を魅了したのが、感情の機微を表現する「目の演技」です。ヤンクミ(仲間由紀恵)に心を開く瞬間の戸惑いや、姉を侮辱されたときに見せる怒りの表情など、台詞のないカットでも雄弁に感情を物語っていました。「姉ちゃんを泣かせるような真似だけは、絶対にしねぇ」と絞り出すように放った名セリフは、風間廉の生き様を象徴するフレーズとしてファンの胸に刻まれています。