「自宅で飼育したいが、新鮮な生木の枝を毎日用意できない」という場合でも心配はいりません。カミキリムシの成虫は、家庭にある果物やカブトムシ用の昆虫ゼリーで代用飼育が可能です。
成虫が必要としている主成分は、日々の活動を維持するための「糖分」「水分」「アミノ酸」です。野生下では樹液や果実からこれらを摂取しているため、栄養構成が極めて近いバナナやりんご、昆虫ゼリーをエサとして自然に認識し、喜んで食べます。
特に効果的なカミキリムシバナナの与え方には、いくつかのコツがあります。
皮を完全にむいてしまうと乾燥が早まりコバエの温床になるため、1cm〜2cm程度の輪切りにし、皮を一部残した状態で浅い小皿に乗せて設置するのがベストです。カミキリムシは足場につかまりながらエサを食べる習性があるため、皮のヘリに爪を引っ掛けて安定した体勢で吸汁できます。また、昆虫ゼリー代用を行う際は、水分過多で溺れないよう十字のスリットを入れるか、平皿タイプのワイドカップを選ぶと安全です。