単なる虫刺されと軽く考えて市販薬の塗布だけで済ませようとすると、激痛や色素沈着、あるいは全身性疾患を見過ごす危険性があります。どのような症状が現れたら病院へ行くべきなのでしょうか。
専門医の見解や日本皮膚科学会の診療ガイドラインにおいても、強い腫れや熱感、患部の化膿、あるいは発熱や頭痛、全身の倦怠感が伴う場合は、直ちに皮膚科を受診することが強く推奨されています。特に野外でマダニに刺された疑いがある場合は、噛まれた部位を触らずに速やかに医療機関を受診してください。
皮膚科での治療においては、症状の程度に応じた適切な医療用医薬品が処方されます。強い赤みや強いアレルギー性炎症に対しては、抗炎症作用の強いステロイド外用薬(軟膏やクリーム)が第一選択として使用されます。また、眠気や日常生活への支障を考慮しながら、猛烈な痒みを中枢・末梢から抑えるための抗ヒスタミン薬の内服を併用するのが標準的な治療アプローチです。