手軽に本格的な味が楽しめる日水製薬(ニッスイ)やキンレイの冷凍ちゃんぽん、さらにはセブン-イレブン等のチルド・コンビニ麺も、家庭内の常備調味料を駆使することで劇的に化ける。
背徳のコクを引き出す「マヨネーズ味変」
コンビニやスーパーのチルド麺において、スープに若干の軽さを感じる際にお勧めしたいのがマヨネーズだ。 ただし、スープ全体に溶かしてはならない。スープが分離し、見た目も悪化してしまう。正解は、「救い上げた熱々の太麺の上に、直接爪楊枝の先端ほどのマヨネーズを乗せて啜る」こと。口の中で卵黄のコクと醸造酢の酸味が乳化スープと一体化し、まるで濃厚な豚骨ラーメンの背脂を思わせるリッチな旨味を生み出す。
ミルキーさを増幅させる「粉チーズ×粗挽き黒胡椒」
市販の冷凍背脂豚骨や鶏ガラちゃんぽんに抜群の相性を見せるのがパルメザン粉チーズだ。 熱々のスープに粉チーズをひと振りすると、魚介ダシのイノシン酸×野菜のグルタミン酸に、熟成チーズのグルタミン酸が重なり、旨味の相乗効果が爆発する。仕上げにミルで挽いたブラックペッパーをたっぷりと振ることで、まるで長崎生まれのクラムチャウダーを思わせる洗練された洋風スープに一変する。
終盤の「カレー粉」投入とシメの追い飯
冷凍ちゃんぽんを食べ終えた後の残ったスープは、決して捨ててはならない。そこに小さじ半分程度のS&B赤缶カレー粉を一振りする。香辛料がスープの余熱で一気に香り立ち、濃厚なシーフードカレー出汁が完成する。ここに冷やご飯を茶碗半分投入し、刻みネギを散らせば、一杯のちゃんぽんから極上の「カレー雑炊」へと華麗な転進を遂げる。