本作の大きな見どころが、堀北真希演じる直情径行型のヒロイン・手塚晴と、国木田教官との関係性の変化です。当初は素人同然で失敗ばかりの晴に対し、国木田は容赦ないダメ出しを連発。しかし、何度挫折しても愚直に前を向く晴のガッツを目の当たりにするうち、教官として、そして一人の人間として彼女の可能性を誰よりも信じ、導く存在へと変わっていきます。
視聴者が最も熱狂したのが、堀北真希と斎藤工の恋愛とも師弟愛ともつかない、絶妙な距離感の描写です。過酷なアメリカ訓練中に落ち込む晴の頭を不器用にポンポンと撫でるシーンや、フライトシミュレーターの狭い空間で至近距離から語りかける場面など、露骨なラブストーリーではないからこそ際立つ上質な胸キュンシーンが随所に散りばめられていました。
また、劇中で国木田教官が放つ数々の名言・セリフも視聴者の胸を打ちました。「空を飛ぶことに、言い訳は通用しない」「お前たちが一人前のパイロットになるまで、俺が全員のケツを拭いてやる」といった厳格な言葉の数々は、社会人として仕事に向き合う多くの視聴者からも強い共感を呼びました。