プロサッカー業界において、キャリアの節目となる海外移籍は避けて通れない大きな挑戦だ。谷口彰悟も例外ではなかった。川崎フロンターレで黄金期を築いた後、中東のクラブを経て、ベルギーのシント=トロイデンVVへ移籍。日本代表の守備の要としてヨーロッパの苛烈なピッチに身を投じる決断を下した。
8,000キロ以上離れた日本と欧州。この物理的な距離こそが、メディアで度々囁かれる「遠距離によるすれ違い」の要因とされてきた。時差や遠征、ハードな練習日程が重なる中、関係を維持することの難しさは想像に難くない。しかし関係者によると、ふたりは互いの挑戦を尊重し合い、個々のキャリアを第一に考える成熟した関係を保ち続けてきたという。