売れっ子ホスト時代の稼ぎぶりはまさに桁違いでした。伊地知さん本人がテレビ番組やインタビューで明かしたところによると、現役時代の最高月収は約400万円に達していたといいます。
毎晩のように高級シャンパンが飛び交う過酷な競争環境の中で、彼が大切にしていたのは「強引な営業をせず、徹底的に女性の話を聞いて肯定する」という独自の接客哲学でした。見栄や強がりではなく、相手の承認欲求を自然に満たす話術こそが、リピート率を高めてトップの座を不動のものにした要因です。
しかし、昼夜逆転の生活や莫大な金銭が動く刺激的な世界に身を置きながらも、幼少期からの夢であった「お笑い芸人として成功したい」という情熱が消えることはありませんでした。多額の収入を捨て、伊地知さんは芸人の道へ進む決断を下します。