就寝直前に鼻が詰まり、身動きが取れなくなった際に有効なのが、身体の神経反射を直接刺激する鼻詰まり即効で治す裏ワザです。薬が効くまでの時間を待てない緊急時には、道具を使わずに血流と神経にアプローチする手法が劇的な通気改善をもたらします。
SNSや健康番組でも実効性が話題を呼ぶのが、鼻詰まりペットボトル脇に挟む理由として知られる「半身圧迫反射」の応用です。500mlのペットボトル(または丸めたタオル)を、詰まっている側と反対側の脇の下に挟み、軽く圧迫を加えます。脇の下には胸部交感神経幹と連動する圧受容器が存在し、ここが圧迫されると側副反射によって反対側の交感神経が優位になります。その結果、充血していた鼻粘膜の微小血管が一気に収縮し、わずか数十秒から1分程度で鼻腔が劇的に開通します。
東洋医学の経絡理論に基づき、即効性のある自律神経調整法として知られるのが鼻づまり解消ツボ迎香(げいこう)の指圧です。小鼻の左右の膨らみのすぐ脇にあるくぼみに人差し指の腹を当て、斜め上(鼻筋の方向)に向かって心地よい痛気を感じる程度の強さで30秒から1分間、持続的に押下します。局所の血行を促し、鼻粘膜のうっ血を解除する働きがあります。
物理的な加温・加湿も粘膜の過敏性を鎮める上で極めて有用です。蒸しタオルで鼻を温める効果は、40〜42度程度に温めたタオルを鼻根部から鼻腔全体を覆うように数分間当てることで現れます。蒸気による直接的な保湿に加え、温熱刺激によって局所の静脈血流が促進され、充血した鼻甲介粘膜の腫れが速やかに引いていきます。
入眠時の姿勢も気道の確保を大きく左右します。鼻づまり寝るときの対処法としては、平らな状態で横たわると頭部への静脈圧が上昇して鼻粘膜が膨張しやすくなるため、バスタオルやリクライニングピローを用いて上半身を15〜30度程度軽く起こすセッティングが鉄則です。さらに、詰まっている側を上にした横向き寝をとることで、重力の作用により上側の鼻甲介内の血液が下がり、気道が物理的に確保されやすくなります。