リアデルト・フライを巡るネットの反応は、時期とプラットフォームによって明確なコントラストを見せています。初期のX(旧Twitter)やRedditでは、提示される斬新なグラフィックや建築コンセプトに対する純粋な賞賛が目立ちました。
「この構図の美しさと視線誘導は並みのクリエイターでは作れない」「語られている言葉の抽象度が高く、何度も聴き返してしまう」といった、表現の質の高さを評価する声がコミュニティの主流を占めていた時期があります。特に20代から30代前半のデジタルネイティブ層において、その冷徹かつ詩的なトーンは熱狂的な支持を集めました。
一方で、その知名度が一般層へ浸透するにつれ、警戒感や批判的な評判も噴出しました。日本の5ちゃんねるや知恵袋などでは、「実態のない架空のインフルエンサーを使って、最終的に怪しい情報商材や仮想通貨へ誘導するのではないか」「顔も出自も曖昧な人物の言葉を有難がるのは危険だ」といった現実的な懸念が多数投稿されました。
実態としては、金銭を直接要求するような詐欺的スキームは確認されていませんが、謎めいた演出が過剰であったがゆえに、受け手側に無用な不信感を抱かせた側面は否定できません。リアルとバーチャルの境界が曖昧になる中で、ユーザーが抱く「信じたい気持ち」と「騙されたくない防衛本能」が激しく衝突した現場の縮図といえます。