ネット上の掲示板やレビューで最も激しい議論が交わされているのが、レストランで提供されるバイキング料理のクオリティです。「出来合いの惣菜ばかりで美味しくない」「補充が遅くて食べるものがない」という酷評がある一方で、「ご当地メニューもあって大満足」「アルコール飲み放題が付いてこの値段なら文句なし」と肯定する声も少なくありません。このギャップの真相はどこにあるのでしょうか。
現場取材と実際の宿泊記ブログの記録を突き合わせると、食事への評価を左右しているのは「宿泊日の混雑度」と「食事開始のタイミング」です。満室に近い休前日では、バイキング会場のライブキッチンや料理ボードに人が殺到し、人気メニュー(ステーキや刺身、季節限定フェアの蟹など)の補充が追いつかなくなる場面が見受けられます。トレーが空の状態で待たされる時間が長くなると、利用者の不満度は一気に跳ね上がります。
一方で、オープン直後の時間帯に入場した利用者や、混雑の緩やかな平日利用者の満足度は極めて安定しています。瀬戸内の海の幸を取り入れた和洋中の多彩なビュッフェ料理に加え、自分で温める鍋物や陶板焼きの演出、朝食の焼き立てクロワッサンや干物など、価格帯を考慮すれば品数・ボリュームともに十分な内容が担保されています。豪華な会席料理を期待するのではなく、「家族や仲間と気兼ねなく楽しめるカジュアルビュッフェ」と捉えられるかどうかが、満足度の分岐点になっています。