紅葉と楓の違いとは?植物学上の真相と葉で見分ける決定的基準

紅葉と楓の違いとは?植物学上の真相と葉で見分ける決定的基準

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結論から述べると、植物学上の分類において「モミジ」という独立した科や属は存在しません。日本植物学会などの学術分類において、モミジと呼ばれる樹木もカエデと呼ばれる樹木も、すべて「ムクロジ科カエデ属(学名:Acer)」というまったく同一のグループに包括されます。

世界中には約150〜160種のカエデ属が存在し、日本国内にはそのうち自生種が26〜28種分布しています。国立科学博物館や植物分類研究の報告によると、学術名や標準和名において「〇〇モミジ」と命名されている種(イロハモミジ、ヤマモミジ、オオモミジなど)も、正式な分類学上はカエデ属の構成種に他なりません。

つまり、「モミジという木」と「カエデという木」が別々に存在するのではなく、「カエデ属という大きな枠組みの中に、日本で慣習的にモミジと呼ばれる樹木が含まれている」というのが生物学的な正確な事実です。学術研究の世界で「モミジとカエデの違い」を問われた場合、「同一の属であり植物学上の差異はない」というのが公式見解となります。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。