通知が届くたびに、脳内では快楽物質であるドーパミンが急速に分泌される。このメカニズムを極限まで計算し尽くしているのが、世界のモバイルIT産業だ。無限スクロールや自動再生機能、AIによってパーソナライズされたアルゴリズムは、私たちの注意力を画面に縛り付けるための緻密な装置に他ならない。
動画配信サービスの巨頭であるNetflixや、世界最大の動画共有プラットフォームであるYouTubeは、ユーザーの視聴時間を一秒でも長く引き延ばす戦いを繰り広げる。こうしたテック企業が採用する巧妙な心理的トリックについては、近年の調査報道や話題のドキュメンタリー作品でも暴露され、大きな社会問題となった。結果として、世界中で自覚のないスマホ依存症患者が爆発的に増加しているのだ。